病院での手汗治療は副作用がこわい!4つの治療方法とは?

手汗 治療

手汗を病院で治療する方法には4つあります。しかし、そのどれもが副作用があるので正確な知識を持つことが大切です。

どのような治療方法があるのかを詳しくご紹介します。

手汗の治療方法の種類について

手のひらに異常なほどの汗をかいてしまうので他人と握手をするときなどに恥ずかしいといったコンプレックスをお持ちの方も少なくありません。このように大量の手汗をかいてしまうのは手掌多汗症と言われる病気が原因です。

制汗剤などを使って、対策を行っても改善できるようなレベルでない場合は病院での治療をオススメします。しっかりとした治療を行うことで症状を軽減したり、完治させることができます。

それでは病院ではどのような治療方法があるのかを詳しく見ていきましょう。

塩化アルミニウム水溶液を使った治療方法

手掌多汗症と診断を受けた時に皮膚科で行われる最も一般的な方法が塩化アルミニウム水溶液を使用するものです。

塩化アルミニウムには、収れん作用があるので汗腺を塞いで汗を止める働きがあります。具体的には、濃度20%ほどの塩化アルミニウム水溶液を配合した塗布薬を手のひらに処方するというもので、就寝前に使用するのが一般的です。

症状がある程度進行している場合には薬の効果を高めるために薬を塗布した後にゴム手袋などで手のひらを密封してしまうといった方法もとられることがあります。こうすることで薬が浸透しやすくなるので高い効果が期待できます。

効果があらわれるまで2週間ほどかかるので、それまでは毎晩行う必要があります。

効果が出てきたら、週1〜2回程度まで減らすことができます。

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イオントフォレーシスを使った治療方法

皮膚科で行われる手掌多汗症に対するもう1つの治療法がイオントフォレーシスと呼ばれるものです。水をためた容器の中に手のひらを浸し、そこに弱い電流を流します。電流を流すことで汗の出口である汗腺の働きを弱めて手汗を抑えるというメカニズムです。

手汗 治療

引用元:www.hiro-derma.com

 
この治療法は、日本で開発された方法で日本人に対して特に有効であり、多くの人に対して一定の治療効果を期待することができます。

手軽に利用することができ、一定以上の効果があるので手汗の治療として数多く利用されています。他の治療法と違って保険の適用を受けることができるので費用を安く抑えることができるというメリットもありますが、一年程度にわたって週2回から3回の施術が必要になります。

1回にかかる時間は10分から20分程度と短い時間で終えることができるので、お仕事帰りなどに利用する人が多いです。

また、現在では自宅でイオントフォレーシスの施術ができる機器も販売されているので、自宅で治療を行うことも可能となっています。

ただし、電気を流す施術になりますので、ペースメーカーを使っている人は利用できませんから、注意してください。

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心療内科による治療方法

皮膚科で改善が見られない場合には、精神的なものが影響して手掌多汗症の症状がでている可能性もあります。

健康な人でも極度に緊張したりすると手のひらにじっとりと手汗をかいてしまうことがありますが、手掌多汗症の方の場合はちょっとしたストレスを感じただけでも大量に汗をかいてしまうことがあります。このような場合は精神的ストレスを取り除くことが最優先となりますので心療内科へ相談することにより改善が期待できます。

心療内科では薬物療法が行われるのが一般的です。薬物療法の1つが精神安定剤を使ったものとなります。手掌多汗症の治療によく使われる精神安定剤にはデパスなどがあり、精神安定剤により緊張を緩和することで手汗を防ぐことができます。すぐに緊張してしまい汗が止まらなくなってしまう人にお勧めです。

もう1つの方法が抗コリン薬という神経遮断薬を用いる方法です。抗コリン薬の中でも臭化プロパンテリンを主成分とするプロ・バンサインという薬は保険の適用が受けられるので多くの人に処方されます。

体内にはアセチルコリンという物質がありますが、このアセチルコリンには交感神経の働きを活発にするという働きがあり、神経を刺激して発汗を促してしまいます。そこでアセチルコリンの働きを抑える働きがある抗コリン薬を処方することで交感神経の働きを抑えて副交感神経を優位として発汗を抑えるというわけです。

なお、この処方では手汗だけでなく全身のアセチルコリンに働きかけてしまうため、喉が渇きやすくなったり尿の量が減ったり、といった変化がみられる可能性があります。過剰な摂取はせずに適切に利用しましょう。

外科手術による治療方法

これまで紹介してきた方法で効果がなければ最終的な手段として外科的手術を選択することもできます。

比較的手軽な外科的手術としてはボトックス注射があります。ボトックス注射は無害化したボツリヌス菌を手のひらの注射することでアセチルコリンの分泌を抑え、大量の汗をかくことを防ぎます。

ボトックス注射は皮膚科や美容外科などで受けることができます。手軽で痛みも少ないので、汗がたくさん出始める暑い夏の前に利用する人が多いです。

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また、保険適用外になる場合もありますが、レーザー治療という治療方法もあります。汗のレーザー治療というと、脇などで知られていますが、手の治療も可能です。

手術の傷跡が残らず、日帰りが可能です。ボトックス注射と同じように美容外科などで受けることができます。

どちらも定期的に利用することでより効果を持続させることができるため、美容外科ではフリーパスといったようなプランを用意しているところも多く、より安易に通いやすくなっています。

外科的治療のもう1つがETSで、内視鏡を使って胸部の交感神経を切断してしまうという方法です。発汗を促す交感神経を物理的に遮断してしまうので手のひらの汗をピタッと止めることが可能です。

手術時間も非常に短く、術後に痛みを感じることもほとんどないため、早めに多汗症を直したいと考えている人や、痛みなく汗を抑えたいと考えている人に多く利用されています。健康保険も適用されるので金銭面でも安心です。

手汗治療の副作用やデメリット

これまで紹介してきたように手汗を抑える方法にはいくつかの方法があるわけですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。それを理解した上で治療法を選ぶことで、より安心安全に利用することができます。

塩化アルミニウムによる治療は比較的安全な方法ですが、塩化アルミニウムの収れん作用によって汗腺が塞がれてしまって炎症が起きてしまうという可能性も否定できません。

同様にイオントフォレーシスも電流の作用によって火傷のような症状が出てしまう可能性があります。

例えば、心療内科による薬物療法にも副作用が考えられます。
精神安定剤は長期間使用していると耐性がついてしまって効果が出にくくなることがありますし、効果が出ないからといって大量に服用してしまうと離脱作用が強くでてしまうため、薬をやめられなくなってしまうことも考えられます。

また、抗コリン薬の服用によって副交感神経が優位になると眠くなったり、やる気が無くなったりすることがあります。

ボトックス注射のデメリットは効果が短いことです一回ごとの施術時間は短いですが年に2回から3回の施術が必要となるので手間がかかります。

ETSは交感神経を切断してしまうので効果は大きいですが、その一方で顔や背中、太ももなどの大量の汗をかくようになってしまう副作用もあります。

レーザー治療は保険適用外になった場合、医療費が高額になります。保険が適用されても9万円前後、適用外の場合は28万~50万くらいになるので覚悟が必要です。

多汗症の原因となるエクリン汗腺は再生しやすいため、効果が持続されないことがあります。

デメリットを理解した上でしっかりと方法を選択すれば、後になってから後悔することもありません。行動をする前にしっかりと情報を集めて、自分の納得のいく方法を見つけてください。

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まとめ

  • 皮膚科治療の場合、塩化アルミニウム水溶液を使用する治療が一般的
  • 皮膚科ではイオントフォレーシスという電流を使った治療方法もある
  • 皮膚科で効果がない場合は心療内科で薬物療法を行い精神的ストレスを軽減させることもできる
  • 上記の治療方法でも解決できない場合は外科的手術でボトックス注射、ETSという交感神経を切断する手術もある。
  • どの治療方法にも副作用があるため、事前に情報を収集し適切に判断することが大事