かいたままの汗は、こんな皮膚病の原因に!

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気温が上がる時期や、予期せずかいた汗。つい、そのままにしてしまう事、ありますよね?しかし汗をかいたままににすると、さまざまな皮膚トラブルの原因になります。

このような汗と関係のある皮膚トラブルには、どのようなものがあるのでしょう。汗にまつわる皮膚疾患の種類とその症状・対策をご紹介します。

あせも

あせもは、汗が皮膚の中に溜まってしまうことで発症します。汗疹、汗貯留症候群とも呼ばれます。汗の通り道である汗管が何らかの原因で詰まり、溜まった汗が汗管の周りに漏れ出すことで発症します。一般的に、発汗量の多い小児に発症しやすい傾向がありますが、高温の環境に長時間滞在し、大量に汗をかくことで発症することもあります。

患部を清潔に保ち発汗を極力避けることで、通常は自然に治癒します。発汗を抑え、収斂・保護・乾燥作用のあるカラミンローションなどを塗布すると、治療には効果的です。紅色汗疹や汗疹性湿疹など、炎症を伴う場合は強度が低めのステロイド剤を使うこともあります。

金属によるかぶれ

アクセサリーを身につけると、かゆみを感じたり炎症を起こしたりすることがあります。これは(アレルギー性)接触性皮膚炎といって、皮膚に触れた物質に対して身体の免疫システムが示す反応です。皮膚のバリア機能が低下すると、汗に溶け出した金属イオンに対して皮膚がアレルギー反応を起こすことが原因です。

また、ジーンズのボタンやベルトのバックルが原因でできた下腹部周辺の湿疹は、摩擦による刺激で時間が経つと患部が硬く変化することがあります。こうした湿疹病変には、症状に合ったステロイド外用薬の使用と併せて、金属が使われていない服を着たり、通気性を良くしたり、皮膚を乾燥させる必要があります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、汗をかくことの多い夏場に悪化する傾向があります。これには、体温が高くなるとかゆみを強く感じ、掻きむしってしまうことの他に、あせもが湿疹に変化したり、皮膚の表面に付着した汚れが、汗とともに吸収されやすくなったりすることも影響しているようです。敏感肌になると、さまざまな物質が皮膚に浸透しやすくなります。したがって、敏感肌の人がアレルギー体質である場合には、外部の刺激に対してアレルギー反応を起こしやすく、アトピー性皮膚炎を発症しやすいと考えられます。

乳幼児期には食べ物が影響することがありますが、その時期を過ぎると次第にダニやほこりなど、外部からの刺激による影響でアトピー性皮膚炎を発症する子供が多くなります。環境は一定ではないため、症状が落ち着く時期と悪化する時期を繰り返します。悪くなり始めたら、薬と使った早めのケアが大切です。

症状が落ち着いているときでも、日々のスキンケアは欠かさないようにしましょう。皮膚を清潔に保ち、汗をかいたらこまめに拭きとります。保湿剤を使用して肌を乾燥から守ることも忘れないようにしましょう。

汗管嚢(のう)胞

汗をかく夏場に見られる症状です。顔、特に目の周りに発生することが多い、2~3mmほどの半透明の発疹です。涼しくなるにつれて、ほとんどのケースでは自然に治癒します。汗が溜まることで、真皮内の汗管が拡張、嚢腫化したものです。

発生の詳しいメカニズムは解明されておらず、治療の効果も患者によって異なります。抗コリン剤が効果を発揮する患者さんもいる一方、同じ薬が副作用を起こす患者さんもいます。更年期の女性に発症することが多く、こうした患者さんには更年期障害の症状に効果があるとされる、プラセンタ漢方薬を併用すると改善することもあります。

まとめ

  • 汗と関係のある主な皮膚トラブルは「あせも」「(アレルギー性)接触性皮膚炎」「アトピー性皮膚炎」「汗管嚢(のう)胞」
  • 日々のスキンケアは欠かさずに。皮膚を清潔に保ち、汗をかいたらこまめに拭きとる
  • 症状に合った治療で、改善していきましょう

 

手汗LP誘導画像

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