手汗を薬で止める方法3タイプと手汗に効果を発揮するタイミング

手汗 薬

みなさんは手汗が出る仕組みをしっかりと理解していますか?

通常は体温調節として機能しており、体内の温度を下げるために発汗して、身体の温度を一定に保っています。

しかし、ストレス等の精神面や体質が原因で通常よりも多く汗が分泌されてしまう人がいます。手汗がひどい人は水で濡らしたくらいびっしょりとなってしまうので、それがコンプレックスとなっている人は意外と多いです。

一人でずっと悩んでいても、行動しなければ解決するのはなかなか難しいと思います。ここでは、手汗で悩んでいる人のために薬で手汗を止める方法をご紹介します。

薬による手汗の治療方法

手汗に効果があるのは、大きく分けて3パターンあります。
飲むタイプ、塗るタイプ、体内に注入するタイプです。

飲むタイプや塗るタイプは比較的手軽に利用できるので、初めての人はまずどちらかを利用してみて、自分に合ったものを継続して利用することが多いです。

手汗の薬1. 飲むタイプ

代表的なのは、漢方です。黄連解毒湯、防已黄耆湯、柴胡桂枝乾姜湯、桂枝加黄耆湯、五苓散などがあります。

漢方は植物や動物などの自然にあるものを生薬にしていくつかの種類を組み合わせて作られているので、より人間の身体になじみやすく効果を得やすい性質があります。

組み合わせる生薬によって身体への影響は全く異なります。食べ物と同じように漢方も五性と呼ばれる考え方があり、寒性、涼性、平性、温性、熱性があります。

黄連解毒湯

寒性や涼性は身体の熱を冷ましたり温度を下げる働きがあり、汗の原因の一つである体温の上昇を抑えるためにこれらの生薬を組み合わせた黄連解毒湯があります。

平性は熱性にも寒性にも属さない性質で、毎日の食事に取り入れられるものです。

防已黄耆湯

温性や熱性は血液の循環を良くする働きを持っており、微温性である黄耆という生薬を含む防已黄耆湯があります。

柴胡桂枝乾姜湯

柴胡桂枝乾姜湯は体内の熱を下げる効果と神経を癒す効果があり、発汗の原因となる緊張やストレス等の精神面の不安定さを支えてくれる漢方です。

桂枝加黄耆湯

桂枝加黄耆湯は汗の調節と同時に皮膚の状態もきれいにする効果があるため、発汗した際にあせもができやすい人や、アトピーを持っている人によく処方されています。

五苓散

五苓散は体内の水分循環を良くする効果があり、手汗や顔だけが異常に発汗するなどの水分の偏りを調節したり、むくみやすい体質の人により効果があります。

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神経遮断薬

水太りしやすい人が摂取すると余分な水分を効率よく体外へ排出してくれるため、ダイエット効果も期待できます。

漢方以外の飲むタイプとして、神経遮断薬があります。

異常なほどの汗をかいてしまう人の原因として多くあげられるのが極度の緊張やストレスで、これは発汗を促してしまう神経伝達物質であるアセチルコリンが放出されてしまうのが発汗の原因となっています。

そのため神経遮断薬を摂取することでアセチルコリンの放出を防ぎ、発汗を抑制します。

神経遮断薬を摂取すると、気になる汗だけでなく全身の汗を抑制することになるため、過剰な摂取はせずに、本当に汗を止めたいときだけに使用するといいでしょう。また、作用度が強いために副作用として便秘になる可能性があるので注意して摂取してください。

精神安定剤

発汗を抑える飲むタイプとして精神安定剤を飲む場合もあります。

外的なストレスはもちろんですが、まだ起こっていなくても先の不安を予想してしまい取り乱してしまって、自分自身が原因で発汗させてしまう可能性もあります。

その時は発汗作用を止めるタイプよりも、精神安定剤を飲む方が発汗が軽減される場合もあります。

手汗の薬2. 塗るタイプ

代表的なのが、塩化アルミニウム外用制汗剤です。塩化アルミニウムをよく発汗する抑制したい場所に塗り、汗腺を塞ぎます。汗腺を塞ぐことで発汗しなくなるので、外出をする前に自宅でさっとできて利用しやすいのがメリットです。

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手汗の薬3. 注入するタイプ

注入するタイプでは、ボツリヌス注射があります。ボトックスと呼ばれるものを発汗抑制したい場所へ注入することで、汗の量を減らすことができます。

ボツリヌス注射は神経遮断薬と似ており、アセチルコリンの放出を防いで発汗を抑制します。神経遮断薬よりも効果の持続が長いため、頻繁に飲んだり塗ったりするのは面倒だと言う人にお勧めです。

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手汗に効果を発揮するタイミング

漢方の場合

漢方の摂取するタイミングは、基本的に食前か食間で、ご飯と漢方の吸収時間が重ならないようにします。ご飯と漢方の吸収時間が重なってしまうとせっかくの効果が薄まってしまい実感が得られない可能性があるからです。

空腹の状態で摂取すれば大丈夫だと考えるといいでしょう。

塗るタイプの場合

塗るタイプの場合は、基本的に寝る前がお勧めです。お風呂に入ってお肌を清潔な状態にしてから、適量を発汗抑制したい場所へ塗り、しっかりと乾かします。

翌朝目が覚めてから外出するまでに少し様子をみて、発汗が抑制されているかを確認しましょう。効果が感じられない場合はそのタイミングでもう一度塗っても大丈夫です。

このタイプでは気になった時に手にパウダーをつけるだけ、と今までで1番お手軽とも言えるタイプで、人気が出てきています。

パウダーの成分はナノイオンの超微粒子で、細かい粒子を手のひらにつけることによって手の発汗させる部分である汗腺に粒子がつき、塞いでくれます。

つけてからすぐに手がさらさらとするため、緊急の時に持ち運べることや、お手軽さが人気の理由となっています。

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ボツリヌス注射

ボツリヌス注射は施術してもらう医院によります。漢方の飲む頻度は平均的には1日2~3回になります。しかし程度や人の体質、漢方によって多少異なります。

塩化アルミニウム外用制汗剤の場合は、初めての場合効果があらわれるまでは毎晩塗る場合が多いです。効果があらわれ始めたら、週に1回から2回のペースで間隔をあけて使用することができます。基本的には、効果が薄まってきたら塗る、といった形になります。

ボツリヌス注射は持続期間が長く、3ヶ月から6ヶ月程度持続することができます。そのため、毎日外出し発汗が気になるようであればボツリヌス注射が最適です。

あまり頻繁に外出せず、定期的に発汗を抑えたい、という場合は塗るタイプや漢方などの飲むタイプを利用するといいでしょう。また、新しく手汗を抑制する効果のある持ち運びできるパウダーも販売されています。

 

多くの種類を紹介しましたが、どれもメリットとデメリットがあり、人の生活環境によって合うものが違ってきます。どういったものがいいのか悩んだ時は一つずつ試してみて、自分に一番合う方法を選んでみてください。

手汗で長い間悩んでいる人にとって、自分に合った方法で汗が改善できればこれ以上に嬉しいことはありません。これから快適な生活を送るためにも、自分にあった手汗の防止方法を探していきましょう。

手汗の薬・おすすめ商品

先ほど塗るタイプの中で紹介したファリネの公式サイト。成分などの詳細を確認する場合や、購入をお考えの場合はこちらからアクセス可能です。

塗るタイプ以外と併用できる、困ったときのお助けアイテムです。

公式サイト詳しくはファリネ(farine)の公式サイトでご確認ください

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まとめ

  • 飲むタイプでは、漢方薬、神経遮断薬、精神安定剤など原因に合わせて選べる
  • 塗るタイプでは、塩化アルミニウム外用制汗剤や手汗対策商品ファリネにより汗腺を塞ぐ
  • 注入するタイプでは、ボツリヌス注射により発汗を抑制
  • 自分に合った手汗防止方法を見つけましょう