手汗には5つの漢方!注意点の多い服用方法とは?

手汗 漢方

ちょっとストレスがたまったり緊張したときに出る手汗を気にしている人はたくさんいると思います。

しかし、だからといって手術をしたり病院に通うのはあまり気が進みません。

そんな人にお勧めしたいのが、漢方薬です。

手汗に有効な漢方薬

植物や動物、鉱物などの自然なものを利用して作られている薬であり、中国の医学から伝わったものです。

生薬からできているため多少の苦味はありますが、安全で効果が高いという事で病院へ行くよりも薬を飲むという人も多いです。

今回は、手汗の発汗を抑制する働きをもつ漢方薬について詳しく紹介します。

手汗 漢方

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

「黄連解毒湯」と呼ばれる漢方薬は4種類の生薬からできており、全て寒性薬です。寒性薬とは熱や炎症を取り除くもので、簡単に言うと身体を冷やす性質があります。

配合されている生薬

  • 黄連(おうれん)
  • 黄芩(おうごん)
  • 黄柏(おうばく)
  • 山梔子(さんしし)

黄連解毒湯の効果

黄連解毒湯を摂取することによって、体内の熱を調節し正常の体温に戻す働きがあります。
通常よりも体温が高い時に汗が出やすくなっているため、黄連解毒湯により体温調節を行い温度を下げることで異常に発汗していた状態を抑えることができます。

また、通常より発汗が少ない場合にも有効な薬であり、自律神経のバランスを整える働きがあります。手汗の量が多い人にお勧めであると同時に自律神経が乱れている人にもお勧めです。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

「防已黄耆湯」と呼ばれる漢方薬は6種類の生薬からできており、身体の中にある水分を主に調節する働きがあります。主薬は防已と呼ばれる生薬で、水分の循環や痛みを発散させる作用をもっています。

配合されている生薬

  • 防已(ぼうい)
  • 黄耆(おうぎ)
  • 白朮(びゃくじゅつ)
  • 大棗(たいそう)
  • 甘草(かんぞう)
  • 生姜(しょうきょう)

防已黄耆湯の効果

この薬は、多汗症の人への処方としてよく使用されている代表的な薬の一つです。余分な水分をしっかりと尿として排出したり、体内に水分を巡らせて体質改善を行うことができます。

身体がむくみやすい人や水をためこみやすい人に効果があります。
中国の医学では、発汗以外で汗が大量に出るなどの症状は水の代謝が悪いと考えられているため、体内にある水分の巡りを良くする防已黄耆湯を手汗の発汗を抑制する薬としてお勧めしています。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

「柴胡桂枝乾姜湯」と呼ばれる漢方薬は7種類の生薬からできています。主に精神面に働きます

配合されている生薬

  • 柴胡(サイコ)
  • 黄芩(オウゴン)
  • 栝楼根(カロコン)
  • 桂皮(ケイヒ)
  • 牡蛎(ボレイ)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 乾姜(カンキョウ)

柴胡桂枝乾姜湯の効果

汗をかく原因の一つとして極度の緊張やストレスなどがありますが、すぐに落ち込みやすい人や情緒不安定になりやすい人、神経が張り詰めている人、常に緊張やストレスがある環境にいる人に効果を発揮します。

また、うつ病の人にも効果があります。

病は気から、という言葉がありますが、この薬を摂取することで想像している以上に言葉の意味が理解でき、メンタルと身体の関係が身に染みてわかるようになります。

心が軽くなると身体も軽くなり、身軽に行動できることが実感できます。

桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)

「桂枝加黄耆湯」と呼ばれる漢方薬は6種類の生薬からできています。主に発汗のバランスを整える働きと、皮膚をきれいにする働きがあります。

配合されている生薬

  • 桂皮(けいひ)
  • 大棗(たいそう)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 生姜(しょうきょう)
  • 甘草(かんぞう)
  • 黄耆(おうぎ)

桂枝加黄耆湯の効果

発汗をした状態で長い間放置しているとあせもができてしまうことがありますが、あせもができやすい人やアトピーの人にも摂取すると跡が消えたりお肌がきれいになる効果があります。

免疫力を高める効果もあるため、普段から身体が丈夫でない人は体質改善も含めてこの薬を勧められる場合が多いです。

五苓散(ごれいさん)

「五苓散」と呼ばれる漢方薬は5種類の生薬からできており、その種類の数から名付けられています。主に体内の水分の循環を良くする効果があります。

配合されている生薬

  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 猪苓(ちょれい)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 白朮(びゃくじゅつ)
  • 桂皮(けいひ)

五苓散の効果

人間の水分バランスが正常の場合、頭から足のつまさきまでしっかりと水分が循環され必要な分だけ水分を送り、老廃物等を含んだ水分が尿として体外へ排出されるようになっていますが、汗はたくさんかくのに口の中は乾きやすく尿意が少ないなど、水分バランスが悪い人に特に処方されています。

摂取することで、体内で水分が少ない部分に水を多く届けて、手汗が多い人には無駄に水分が多くなっている箇所から血液を通して尿として体外へ排出するように働きかけます。

また、五苓散はダイエットにも効果的です。女性は特に体内に水分を溜め込みやすい体質となっているため、五苓散を摂取することで体内の余分な水分をなくしてむくみや水太りが改善され、ほっそりとした身体になります。

漢方薬を飲むタイミングでベストなのは食前か食間です。

漢方薬を服用する時の注意点

使用されている生薬はすぐに吸収されない場合が多いため、食後に飲んでしまうと食べ物の吸収と重なり、胃の中で消化した食べ物と生薬が混ざり合ってしまい、効果が薄まる可能性があります。

そのため空腹の状態で飲んだ方がより吸収されやすく、しっかりと効果を発揮しやすいです。

また、いくつかの生薬を組み合わせているため、他の薬と一緒に飲まないようにしましょう。それぞれの薬が持つ性質がぶつかってしまい本来の効果が薄まるばかりでなく、併用することによって体調が悪くなる可能性があります。

せっかく効果の高い漢方を摂取していても、同時にいくつも摂取すると意味がありません。飲むときは一つずつ飲むようにし、2種類以上を同時に摂取することはやめましょう。

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食事にも注意!その食生活、手汗に逆効果かも!?

手汗の量を抑制するために薬を飲むことをお勧めしていますが、他にも普段の食事に気を付けることでより効果を高めることができます。

辛い料理を食べると自然現象で発汗しやすくなり、肉類や脂肪分が多い揚げ物も汗腺を刺激するため発汗しやすくなってしまいます。食べる頻度を減らしたり、量を減らすだけで今までよりも汗の分泌を少なくすることが可能です。

また、大豆に多く含まれているイソフラボンは女性ホルモンに似た構造となっており発汗を抑える働きを持っています。

納豆や豆腐、豆乳など、イソフラボンを含む栄養価の高い食品はたくさんあるので、毎日の食生活にバランスよく取り入れてみてください。そうすれば、薬と食事療法のダブル効果でより発汗の量を抑えて気にならないようになります。

手汗の量が多い原因は様々ですが、体質、食事や運動などの生活習慣、ストレスなどが原因であることが多いです。そのうち生活習慣やストレスは自分の力でうまく変えることも可能です。

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リラックスする時間をつくる

バランスのいい食事をして適度な運動をすることは健康にも良く、ストレス発散にもなり心も体も軽くなります。

特にストレスはためこみすぎてしまうとあらゆる病気を引き起こしてしまう可能性があるので、適度にリラックスする時間を作ったり、マッサージをしたり、自分の好きな趣味に時間を割いたりして、うまく肩の力を抜いて休憩するようにしましょう。

常にストレスと隣り合わせの環境にいる場合は、思い切って行動をおこし、自分とストレスを切り離すことも大切です。

漢方薬には多くの種類があり名前も複雑なイメージがありますが、実は効能を表していたり組み合わせから名づけられている場合が多いです。

それぞれの違いや効能、飲み方について知ることでより知識を深めることができ、安心して摂取することができます。

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じっくり時間をかけられない方には制汗パウダーがおすすめ

漢方薬でじっくり手汗の症状を改善するのも一つの方法ですが、すぐに手汗をどうにかしたい!という方には手汗専用の制汗パウダーがおすすめです。

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中でもおすすめしたいのが、手汗がひどい時でも即効性があり、無添加素材ですから子どもでも安心して使うことができる商品『ファリネ』です。

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ファリネはなんといってもコンパクトで持ち運びがしやすいという点がおすすめ。バッグに入れてもかさばらないし、荷物の邪魔になることもありません。

万が一肌荒れした場合は1つ使い切っても30日間返金保証があるので、気軽に試してみてはいかがでしょう?

公式サイト詳しくはファリネ(farine)の公式サイトでご確認ください

まとめ

  • 漢方薬は安全で効果が高い!
  • 手汗に関係ある自律神経を整えるのは「黄連解毒湯」
  • 体内の水分の巡りを改善するのは「防已黄耆湯」
  • 一因であるストレスを取り除くのは「柴胡桂枝乾姜湯」
  • 発汗のバランスを整え肌質も良くする「桂枝加黄耆湯」
  • 体内の水分循環を良くしてくれるのは「五苓散」
  • より効果を高めるためには、空腹状態で服用し併用は避けましょう